ピーマンで活性酸素除去
ピーマンを食べて、老化を防ぐ!ピーマンの特有の香りには血栓予防効果が!
ピーマンは子供たちの苦手な野菜の中にいつも選ばれていますね。
ピーマンの特有の苦さと青臭さがありますが、これが肉料理などの引き立て役となって、大人の人の中にはかえってこの個性が爽やかに感じる人も多いようです。
ピーマンのあの独特なにおいは、ピラジンという香り成分からできています。ピラジンには血栓が出来るのを防ぐ働きがあり、脳梗塞や心筋梗塞の予防に効果的です。また、血圧を下げるすばらしい作用も持っています。子供には嫌われる青臭さも、大人にとっては嬉しい薬効があるのです。
ピーマンには免疫力を高めるビタミンCや、紫外線の害や風邪などから身を守ってくれるベータカロテンが豊富に含まれています。特にビタミンCは中ぐらいのピーマン3個で1日の必要量を摂取できますよ。そして、ピーマンのビタミンCは加熱しても壊れにくいのが特長です。よくピーマンはサッと油炒めにしますが、こうするとベータカロテンの吸収率がグッと高まります。
ピーマンは野菜には珍しくビタミンEも多く含まれています。ビタミンEはCと互いに相乗して、老化防止や活性酸素の除去に役立ってくれます。
最近では赤や黄色のカラーピーマン(パプリカ)も増えてきました。これらは緑色のピーマンとは別品種なのですが、甘いのでナマでも美味しいですね。さらに赤ピーマンには緑のピーマンよりもベータカロテンが約3倍、ビタミンCは2倍、ビタミンEは5倍も多く含まれています。黄色いピーマンもビタミンCやEの量が多いですよ。緑のピーマンも完熟すれば赤くなりますが、経済的効率が悪いので出回らないようです。
赤や黄色のピーマンにちょっと差をつけられている緑のピーマンですが、こちらは葉緑素をたっぷり含んでいます。葉緑素はコレステロール値を下げ、胃腸を健やかにする働きが認められています。また、緑のピーマンにはビタミンPQQ(ピロロピノリンキノン)が多く含まれています。このビタミンは新しいビタミンで、必須アミノ酸のリジンの分解に不可欠で、若さを保ち、抑うつ状態軽減するされています。このPQQは納豆や緑茶にも多く含まれています。
木の芽どきは倦怠感や食欲不振に陥ったり、免疫力も低下しがちです。
ピーマンを食べて、憂鬱な時季を乗り切りましょう!
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