リンゴで腸内環境改善
リンゴはポリフェノールがたっぷり!腸内環境の改善にも役立つリンゴは皮ごと食べよう。
果物の中で、リンゴほど大昔から、さまざまな象徴として登場している果物はありません。
アダムとイブの話では、「知恵」、弓の名人ウイリアム・テルの伝説では「信頼」、そしてアップルコンピュータ社のかじりかけのリンゴのロゴは「夢の可能性」を象徴しているのだそうです。
人類に深く関わってきただけに、リンゴにはいろんな有効成分がたっぷり含まれています。その中のエピカテキンというポリフェノールはお茶で有名なカテキンと同じ仲間で、特に抗酸化力が強く、ガンや心筋梗塞などの原因のひとつである活性酸素を強力に除去する働きを持っています。
また、リンゴにはケルセチンというポリフェノールも含まれています。これも抗酸化力が強く脂肪の吸収を抑制し、脂肪を体外へ排出する働きを持っています。このケルセチンという物質は喘息や花粉症などの治療にも使われています。
ケルセチンは玉ネギや緑茶などにも豊富に含まれているので、日頃からこれらを摂取しておくと花粉症の対策や予防になります。
リンゴに多く含まれているポリフェノールは、リンゴの果肉よりも果皮の方に多いので、リンゴをよく洗って、出来るだけ皮ごと食べることがオススメ。
子供の頃、お腹をこわした時に、すりおろしリンゴを食べさせられたことはありませんか?
リンゴの水溶性植物繊維ペクチンには整腸作用があり、下痢にも便秘にも効果があります。腸内の悪玉菌を退治し、乳酸菌などの善玉菌を増加させる作用があります。リンゴを食べれば、大腸ガンの予防にもつながるのです。
また、ペクチンは中性脂肪や血中コレステロールを抑え、肥満予防、動脈硬化の予防などにも有効です。ペクチンは加熱すると効果が増加するので、ジャムや焼きリンゴ、アップルパイなどにして食べるのもいいですね。
意外にもリンゴにはビタミンCは多くは含まれていません。しかし、酸っぱさの元になるリンゴ酸は新陳代謝を高め、風邪などへの抵抗力をつけてくれます。
また、カリウムも多く含まれているので、血圧が上がりやすい冬には是非オススメです。
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