蓮根(レンコン)で消化吸収力アップ
縁起がいいと言われるレンコンには身体を守ってくれるビタミンがたっぷり!咳が鎮まらない、鼻水、鼻づまりにレンコンの搾り汁を!
●蓮根(レンコン)は風邪を予防し、胃腸をすっきりさせる縁起野菜
レンコンはハスの肥大した地下茎です。
みなさんはなぜレンコンにいくつもの丸い穴が開いているのかご存知でしょうか?
この穴は、地上の葉や茎から送られてくる空気の通り道なのです。この穴があることで「先が見通せる」と縁起を担ぎ、慶事によく使われる野菜です。
レンコンは根葉類にしてはビタミンCが豊富で、驚くことに生ではミカンよりも多く、しかも加熱しても含まれているデンプンがビタミンCの破壊を防ぎ調理後も多くのビタミンCが残っています。
ビタミンCは白血球の働きを強めたり、ナチュラルキラー細胞を増加させ、体内に侵入するウイルスや菌への攻撃力を高めてくれます。
「風邪にはビタミンC」と言われるのはこのためです。また、日ごろストレスを感じる人は、ぜひ多めにビタミンCを摂取するべきです。
これはストレスに対抗する副腎皮質ホルモンの材料になるからです。
また、ビタミンCは皮膚や軟骨のコラーゲンの生成に欠かせない栄養素です。筋肉や関節がこわばる冬は、年齢に関係なくぎっくり腰の発生が多いです。この症状を誘発させる原因はさまざまですが、ビタミンCは関節の軟部組織の強化や修復に効果があります。
レンコンにはポリフェノールの一種タンニンを含み、切ってしばらくすると黒ずむのはこのためです。
タンニンには消炎、止血作用があり、胃潰瘍や痔などの出血性の慢性疾患に効果があります。
さらに、粘膜を守るとともに、タンパク質の消化吸収を高めてくれます。
特に酢漬けにしたレンコンは、酢と相乗して食べ過ぎなどで停滞気味の胃腸の調子を整えてくれます。
レンコンのミネラルで目立つのはカリウムの豊富さです。
カリウムは取りすぎた塩分や老廃物の排出を促し、高血圧の予防や、むくみの改善に有効です。
また筋肉の収縮をスムーズにし、不整脈やこむらがえりなども防いでくれます。
二日酔いの吐き気や、咳を鎮めるにはレンコンを皮ごとすり下ろした搾り汁を2,3滴鼻腔に落とすと鼻の通りがよくなるそうです。
レンコンのポリフェノールには花粉症の症状を改善する効果があるといわれています。
1日にふた切れ(40グラム)程度で十分だそうです。
花粉症でお悩みの方は、一度試してみると良いかも。
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