春菊で免疫力アップ
春菊は胃腸を整え、免疫力を高める「食べる風邪薬」!春菊を食べて丈夫な骨にしましょう!
●風邪や感染症の予防に役立つ春菊
シュンギク(春菊)が、さわやかな香りが食欲を刺激する料理の名脇役です。原産地のヨーロッパでは観賞用に栽培されています。食用にするのは日本や中国などのアジアだけだという話も。春菊は春に黄色い花を咲かせることから、その名前がついています。
春菊特有の香りは、ベンズアルデヒド、α(アルファ)-ピネンなどの成分で、これらには胃腸の働きを促進したり、またせきを鎮め、痰を切る作用があります。特にα-ピネンは森林浴の主な香りのひとつです。
精神を落ち着かせ、気分をリフレッシュさせてくれる芳香です。
春菊にはベータカロテン、ビタミンB群、ビタミンC、カルシウム、鉄、カリウム、植物繊維などが豊富です。特にベータカロテンとカルシウムは同じ葉もの野菜のホウレンソウよりも多いです。
ベータカロテンは強い抗酸化作用で活性酸素の働きを抑え老化やガンの予防、動脈硬化予防に効果があります。また、体内で必要な分だけビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を丈夫にし、傷ついた内臓の細胞を修復する働きもしてくれます。
ベータカロテンはビタミンCとの相乗作用で免疫力を強化するのでインフルエンザなどの感染症の予防にも春菊は役に立ちます。
●ビタミンBが骨を丈夫にしてくれる
カルシウムは骨や歯の形成に不可欠ですが、そのほかにイライラするなどの精神の興奮を抑えたり、筋肉の収縮などにも関わっています。
また、春菊にはビタミンKも多く含まれていて、これは骨へカルシウムを定着させる作用があります。より一層カルシウムの摂取効果を上げることができるのです。
ビタミンB群は糖質、脂質、タンパク質の代謝に有効です。春菊の香りで食欲が増進されてもビタミンB群や植物繊維が脂肪がたまるのを防いでくれますから安心です。
また、春菊の濃い緑色はクロロフィル(葉緑素)が豊富な印なのです。クロロフィルは余分な脂肪の分解を促進し、コレステロール値を下げる働きがあります。血圧の気になる方にも是非お奨めです。
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